ゼロ・ウェイスト

株式会社スペック(以下、当社)が展開する「RISE & WIN Brewing Co.(以下、RISE & WIN)」では、ビールの製造過程で排出される副産物(麦芽かす)を液肥化し、再びビールの原料である大麦栽培に活用するなど、ポジティブな資源循環の仕組み**「reRise(リライズ)」**に取り組んでいます。

この度、当社は滋賀県立大学の吉川直樹講師との共同研究を実施し、LCA(ライフサイクルアセスメント)を用いた手法によって、本プロジェクトが環境に与える影響を科学的に検証いたしました。

当社は、本業である「検査・分析」の知見を活かし、資源循環が真に環境負荷低減に寄与しているのかを可視化することを目指しました。
今回の研究では、製品の原材料調達から廃棄に至る全過程の環境負荷を評価するLCAを採用。従来の産業廃棄物としての処理と、当社のreRiseの仕組みによる液肥化を比較し、その優位性を検証しました。

研究結果:産廃処理と比較しCO2排出量を大幅に抑制

分析の結果、液肥化は、従来の産廃処理(焼却等)と比較して、環境負荷が極めて低いことが実証されました。
 
項目 麦芽かす1kgあたりの環境負荷
産業廃棄物として処理した場合 161 g-CO2eq
液肥化した場合 97.2 g-CO2eq

RISE & WINでは年間約15〜20トンの麦芽かすが発生します。
これを資源循環の仕組みによって液肥化することで、年間約900〜1,200 kg-CO2の削減に繋がることが判明しました。


[補足] 削減量のイメージ
この削減量は、杉の成木(1本あたり年間14kg吸収と仮定)約64本分が1年間に吸収するCO2量に相当します。
また、今回の分析により、液肥化装置の運用における「消費電力」と「運搬」が主な負荷要因であることも特定されました。
今後はこの数値を指標とし、さらなる負荷低減に向けた改善プロセスを進めてまいります。
 

当社と滋賀県立大学は、昨年度の「容器(ケグ)の環境負荷比較」に続き、着実に研究を重ねております。
来年度はさらに踏み込み、**「ビール製造全体のLCA」**の算出を計画しています。私たちが掲げるメッセージ「JUST DRINK KAMIKATZ BEER(美味しいビールを楽しむだけで 「環境にちょっと良いコト」に繋がっている)」を、サイエンスの力で具体的な数値として裏付け、確信を持って事業を推進してまいります。


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本件に関するお問い合わせ
株式会社スペック 
[spec@spec-lab.net / 088-666-3339]

関連リンク
RISE & WIN Brewing Co. 公式サイト
reRise(リライズ)プロジェクトについて
 
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