きっかけは、オレゴン州ポートランドの量り売り。
当社は、ご縁あって、2010年より「いろどり」や「ゼロウェイスト」で有名な徳島県上勝町のまちづくりに参画しております。
人口も産業規模も年々減少していく上勝町にとって、「ごみを出さないまちづくり」という、かつてない試みが何よりの財産であり、まちの活性化のためにも「上勝町=ゼロウェイスト」と全国的な認知度を高めることが最善ではないかと考えています。
私たちは、この数年間、上勝町で様々な取り組みにトライしてきましたが、思い描くような成果があげられず、思案する時期もありました。
そんな中、思いがけず、アメリカオレゴン州ポートランドのまちづくり、ビールづくりに出会いました。
アメリカ西海岸に位置するオレゴン州のポートランドは、全米でもっとも環境にやさしい都市といわれ、2016年現在、70を上回るBreweryが運営されています。
それぞれのBreweryが自慢のクラフトビールをお披露目しあい、まちの人たちはお気に入りのBreweryで、いつもの一杯を楽しむような、素朴ながらも洗練されたスタイルが人々の暮らしにとけ込んだ、魅力的で活気にあふれたまちでした。
そのポートランドで目にした「ビールの量り売り」こそが、まさに上勝町が掲げる「ゼロウェイスト」の理念に通じるのではないかと考えました。
ポートランドは、ビールの量り売り以外にも、人々の暮らしの中にZEROWaste×Organiclife×Creativeが一体となっており、まさに私たちが理想とするカントリーサイドのまちづくりのお手本といえる場所でした。